札幌から150キロ、道北の地「ほろかない湖公園キャンプ場」に行ってきました。道北とはいっても旭川からは50キロと大都市圏からも程よく近い場所にあります。
今回はソロキャンプ行程3泊4日のの3泊目ということで、北海道では有名な朱鞠内湖畔キャンプ場の後にお世話になりました。南下すること40キロという道程です。
朱鞠内湖畔キャンプ場には、最寄りのスーパー・コンビニがないので国道275号線から北上する場合は、幌加内のAコープが最後の砦です。そのAコープから3キロ程進んだところに「ほろかない湖」があります。
嫁の許しを得て二人の子供をおいてやってきたソロキャンプでしたので、本当は朱鞠内で帰路につく予定だったんですが「もう一泊くらい泊まってきてもいいのに」との寛大な言葉を得て、半分帰る気で偵察にやってきた次第です。
平日ということもあって管理棟の方以外は誰もいません。まずは偵察とばかりに公園内を散策。
予約は受けていないとのことで、公園の奥側に2サイトオートキャンプできるスペースがあります。歩いてみた感じ1サイトにテント二つくらいは建てられそうな感じでした。「ここのスペースにテント設営してもやや湖がみれないな」と思いつつ公園中央へ移動。
洗い場やトイレは一般的。平日利用のトイレ(洋式)は車椅子用のトイレ以外は常時シャッターが降りてます。まぁ誰もいないのでそこだけで十分です。
公園右手は湖が見えるロケーション。この林間スペースがフリーサイトらしいです。鳥のさえずりだけが聞こえる静かな湖が見える落ち着いた空間です。
ちなみにauの電波はオートサイト側で圏外、フリーサイト側でかろうじてアンテナ1本。YouTubeはかろうじてみれるけど、写真のアップロードには少し時間がかかります。
「さて、どうしたものかな・・」
・・悪くない。朱鞠内と比べて蠅も少ないし、蚊も少ない。虻も少なければ蛙の鳴き声もしない。蟻はちょっといるけど場所を選べばそんなに気にならない。あるのは鳥のさえずり。泊まっていいとは言われたものの二児を放りっぱなしもやや気がかり・・・。
「管理棟に戻って一回考えてみよう」そう思い管理棟で料金体系を確認することに。するとこんな料金が目に飛び込んでくる。
『一泊200円』
ほーほー。いいね。
『薪1束100円』
・・・!!?まじで!よし泊まるか。
ということで、驚きの余り一泊することにしました。それにしてもここだけ世の中から取り残されているんじゃないか。そう感じる料金設定。道北に来る際は寄って薪だけでも買っていきたい。
・・・確かにiPhoneのマップアプリではここはでてこない。さらにgoogleマップでも「幌加内」では検索結果にでず「ほろかない」じゃないと見つけられない。以外と穴場なのかも知れない。
ということで湖が見えるポイントに設営。
「100円の薪はよくもえる・・」湖を見ながら焚き火の炎を見る・・素晴らしい。余りに誰もいないキャンプ場。誰もいないからこそ気兼ねがない。遠目に月夜に映えるサイトを見てなんだか創作意欲も湧く。
ヒマでアホか。遊び心を取り戻しつつ心を癒し夜の湖に心を落ち着かせる。
真夜中なんですけどね。満月パワーで湖が明るく見えとても綺麗。
夕方5時位から燃やし続けた薪2束も10時過ぎにはなくなり就寝。これで200円か・・。キャンプ場にテント一つは狸や狐が怖いが、特段何もなく朝は鳥の声で起きることができ、気持ちよく一夜を明かすことができました。
補足すると、公園とはいっても遊具はないのでファミリーキャンプ向けではありません。サイトもオート2、フリーは多くても10サイト程度と規模は小さいです。
予約はないので土日は早いもの勝ち。チェックイン・アウトの時間指定の説明はなかったので、早く到着しすぎても場所がとれないかも知れません。でも、平日を挟めるのであれば、コストパフォーマンスにすぐれ落ち着いた雰囲気で泊まれる素晴らしいキャンプ場でした。
注)記載の情報は2021年6月時点のものです。