キャンプ場としてのボルドーの森
ボルドーの森の利用環境
ボルドーの森の周辺環境
知られざるキャンプ場ボルドーの森と利用環境
道東の旅も終盤だね。全くスケジュールを作っていなかったんだけど、娘の疲労を考慮して、13日間の旅にすることにしたんだ。
今回の旅は10日〜12日にお世話になったボルドーの森という雑貨屋兼キャンプ場のお話だね。
別海町の尾岱沼で疲れのピークに達していたので、阿寒湖の旅館に止まった直後の移動さ。
阿寒湖から120キロ程の道程だったね。
ちなみに本当は、オンネトーやチミケップ湖、屈斜路湖のキャンプ場に行くつもりだったんだ。
ところがどこも雨マークでね。唯一帯広方面だけが昼過ぎから雨が止むことが分かっていた。だから計画を変更したのさ。
「それは残念だったね」
いや、結果的には良かったよ。娘がいちばんキャンプを楽しめた場所に行けたんだからね。
ボルドーの森というキャンプ場を見つけたのはたまたまさ。Googleマップで「キャンプ場」でエリア検索しても出てこないんだ。
ほらね。どうやら規模の小さなキャンプ場はさらにエリアを絞らないと出てこないらしい。
何度か場所を変え検索したら評価4.4のボルドーの森が出てきたから行くことにしたのさ。まあどうでも良い話だね。
ボルドーの森ってのはさっき言った通り雑貨屋とキャンプ施設が併設しているんだ。雑貨屋の方が管理人を兼ねている。
可愛い小物が多くてね。特に娘はお菓子の小物の前でずっと遊んでいたよ。気づいたら管理人の方と仲良くなっていた。
料金は一泊1000円。今のところ明確なインアウト時間はないらしい。売店は10時から16時までの営業。
営業時間外の方向けに、サイト中心にある建物に1000円を入れる箱が置いてあるそうだよ。
ちなみに・・
この日はハロウィンキャンペーンということで、インスタに投稿することで宿泊代が300円割引になった。
娘の人形の帽子をね。キャンパーさんがブッシュクラフトで作っていったという木の人形に被せてみた。なかぬか味があるだろう。
3箇所にこんな人形が点在している。探してみると面白いよ。
「へぇ、キャンパーさんのサイトへの愛情が感じられるね」
だろ。キャンプ場の醸し出す空気がいいんだよ。
ボルドーの森のサイト
今回は豪雨の水溜りでテントを張れるところが限られていたので、雑貨屋さんの目の前に張ったんだけど川沿いも捨てがたいね。
サイトの様子だよ。トイレは仮設トイレのみ。洗い場はなし。水が来ていないからね。水持参をお願いしているキャンプ場さ。その他、ゴミは持ち帰りだね。
ひいた?
「いや、ぜんぜん。そんなところもあるんだね」
うん。家族で行くのは躊躇するけど娘と二人ならと思って来た。
結果的に満足さ。洗い物もそこまで困らなかったしね。
トイレに手洗用のタンクは置いてあったし、仮設トイレに芳香剤が置いてあって不快感は全くなかったよ。
そして多少不便な方が人が集まらなくていいと思っている。滅多に行けない場所だけど、ゆっくり過ごしたいそんな場所さ。
こんな道を奥まで進むと、一番奥にこんな場所もある。ここにも小さめのテントならなんとか張れそうだね。子供がいたら危ないけどね。
ただいくつかある川沿いの場所は他にテントが入りようがないからプライベート感があるね。
画像に木の人形がいるよ。見つけられるかな?
こいつは滝を見てるんだ。オツだよね。僕もこいつになりたいね。
そして、ボルドーの森は車の乗り入れもできるから設営に困ることはないんじゃないかな。車といえば記憶がやや曖昧だけど、カートを20分300円くらいでレンタルできる。
娘をテントに一人残して散歩していたらね。
管理人さんと娘が仲良くカートに乗ってやってきた。
え、なんでこんなに距離感近くなってるの?と思ったよ。この日は完ソロだったから特別気を遣ってくれたんだろうね。
トランポリンやハンモックも貸して頂けたしね。
娘がただただ楽しんでいたな。ここに泊まれて良かったと思っているよ。
ほらね。
ボルドーの森の周辺環境
そうそう、周辺環境にも話しておくとね。
今回は2泊したんだ。帯広から10分程度なので、買い物にはそんなに困らない。市内スーパーを利用すればいい。
温泉施設なども困らない。今回は「天然温泉やよい乃湯」を利用したシャンプー、リンスは持参だけど安くて、「北のたまゆら」的な感じで利用しやすかった。
おびひろ動物園にも行ったのでそういう意味では、帯広観光と一緒に利用するのは悪くない選択だね。
この日は夜、晴れ間がのぞいてね。満月の夜に森林の中に佇むサイトやテントが綺麗だったな。
やはり森の中のテントはいい。走り回っているリスも見れた。あまりにも満足していたので、なにか思い出の品でも買っていこうかと物色していたのがこれさ。
1800円で時計が作れるんだ。娘と一緒に選んだパン時計はとても良い思い出になる。そう思うよ。
娘が自由に選んだパンだけれど、3時のホットケーキ、食べかけのアンパンとメロンパン、5時のバターがとろけそうなトーストだけは父として譲らなかった。
12日目の道東の旅もここで気力が回復した。そんな素晴らしいキャンプ場だった。
人が少ないであろう平日にまた来たいな。
そして、ここはあんまり人に知られたくないそんなふうに思う場所さ。
「ブログにあげるんだね」
うん。いいところだったしね。いい思い出になったしね。そういう場所は知ってもらって利用されるべきだと思うよ。
ああ、そうそう忘れていたよ。最後の一人を紹介しておかなくてはね。次回行くときはもっと増えていたら楽しいね。
・帯広近郊の雑貨屋兼キャンプ場
・キャンパーさんの手作り木製人形がサイト内でお出迎え
・仮設トイレのみ、洗い場はなし。水持参が必要。
・川沿いに張ることができればプライベート感あり。5人以上の大型テントは難しい
・レンタルカートの他、ブランコ、ハンモック等子供が喜ぶ遊び場あり
・帯広まで車で10分程度。基本的なもの、温泉施設にも困らない
・雑貨屋さんの手作りパン時計は心が温かくなる。
さて、最後は「遊び小屋コニファー」というところで旅は終わりだ。名残惜しいけど次に向かうとしよう。
いい場所で旅を締め括れたらいい。そんなふうに思うよ。
ではまた次の場所で。