キャンプ

焚火人。夜景と野営。野ざらしの自然を味わう。

夜景と野営を楽しめる焚火人の利用について

道東の旅から帰ってきて二週間。
トヨトミのギアミッションシリーズのレインボーストーブの試運転を兼ねて札幌市内のキャンプ場に行ってきたんだ。

 

札幌の夜景なんて10年は見てなかったけどね。久しぶりに見たら綺麗だったよ。そんな夜景の見える野営地。

その名も焚火人(たきびと)

「へぇ、変わった読み方だね」

そうだね。ロゴを見るまでそんな訳ないと思いつつ「たきびじん?」と僕も呼んでいたよ。
正確には「札幌野営場 by 焚火人」だけどね。

市内といっても厚別区からだと中央区を横断する都合40分位掛かるから、安平とか南幌と時間的にはそんなに変わらないんだけどね。

とはい札幌市中央区内にあるというのはメリットさ。中央区宮の森の高台にある。円山動物園が目と鼻の先さ。


どうだい?夜中でも車で10分圏内で何でも揃う。

料金は宮の森という地理的な話かもしれない。
1サイト1000円、入場料大人2000円で3000円かかった。最初高いからやめようかなと思ったんだけどね。

いつもお世話になるモラップを例にしてみるとね。
往復150キロ、時間にして2時間半運転に取られることを考えると、ガソリン代や自分自身の時間単価を考えたら札幌の立地の3000円もそう高いものじゃないかもな、と思い直したのさ。

あ、そうそう。月額10000円でサイト料金のみ支払うサブスクリプションのようなプランもあったよ。

どんな価値を提供してくれるのかこれからの展開が実に興味深いね。ちなみに同伴大人2名無料なんだ。

他、一応補足するとGoogleマップで検索するとクマの目撃情報がでるような場所柄、札幌市のホームページは事前に調べておくといい。

木の実も豊富だから鹿や熊もいるよとトレッキング風のおじさんにさらりと言われたよ。まあ都会に自然が同居してるってのはいいことさ。

・・とはいえね、フリーサイトにはこんな鮮やかな電飾があるので、熊の習性的にわざわざ寄ってくるというものでもないと思ったけどね。まあ用心に越したことはないけどね。

綺麗だよね。野ざらしの野営地としての魅力に、都会の灯り、電飾の飾り付け、これが意外と調和していたよ。

夜景が綺麗に見える反面。空は常に明るいから星を見るという感じではなかったけどね。

焚火人フリーサイトと高台の夜景

駐車場を上から見た様子だね。

これから徐々に整備されていきそうなほぼ野ざらしのキャンプ場だね。入り口に車を駐車し右手階段下がフリーサイトの位置付けだね。

中には車は侵入できないので荷物の搬入は、量を少なくするか、カートを用意するか、手前階段すぐ下あたりに設営するかというところだね。

今回は荷物の搬入が大変だったんで階段下に設営することにした。

階段も仮設だからオートキャンプをしたいなら夜景が見えるからと言ってもやめた方がいい。でも5歳児にとっては軽いアスレチックになっていたようだね。



いい雰囲気だよね。

細道を道なりにまっすぐいくと、高台にやはりテントサイト用の開けた場所がある。ここからの眺めが絶景だったね。

焚火なしでもここにテントを張ることができたら心穏やかな時間が過ごせそうだったよ。

夜景だけを見るなら岩内リゾートパークオートキャンプ場か、きじひき高原をおすすめするが、アクセスの良さと野営ができるのはここの強みだね。

焚火人のトイレや水道環境と夕飯

トイレは洋式の仮設トイレ1箇所のみ。水道については水質検査をパスした地下水を使うことができる。
また、下水設備がない為洗い場はなし。ゴミは持ち帰りだね。

この辺は一泊であればさしたる問題ではないかな。まぁこの辺の設備を最低条件にするならオートキャンプ場に行った方がいいね。


こんなおしゃれな車の影に隠れて蛇口があるんだ。

ちなみに道東の遊び小屋コニファーの地下水で淹れた珈琲はどうにも美味しくなかったけど、ここの地下水はとても美味しい珈琲になったよ。

夕飯は焚き火をしろよ、と言われるところだけど小雨が降っていたのもあって籠って焼き鳥さ。

まあ、5歳児もいたし仕方ないよね、ということにして欲しい。


これが翌日の高台からの眺め。娘が写真を撮りたいと急坂を登る気力を見せて写真を撮っていた。

シーズンオフが多いこの季節、気持ちのいい朝を迎えることができるこういうキャンプ場が近くにあるのは本当にいいものだと思ったよ。

時短で野営と夜景、そして焚火を楽しめる、機会があればまた来たいものだね。

さて、今年はあと何回キャンプに行けるかな。

・札幌市中央区にあるキャンプ場
・サイト料、入場料で3000円。月会費1万円のサブスクプランもあり
・野ざらしの自然と夜景が楽しめる
・街からの灯りがあり星空は期待できない
・サイト内への車乗り入れは不可。
・高台の開けた場所からは札幌の夜景が望める
・トイレは仮設様式一つ
 水道は地下水
 下水設備がない為洗い場なし
 ゴミは持ち帰り。

番外)レインボーストーブとグロッケ12の相性

今回6人用テントグロッケ12にインナーテントを入れてレインボーストーブを使ったけれど相性が悪かった

対流型ストーブのレインボーとグランドシートとフライシートがトグル止めのみで通気性が良すぎるグロッケ。

暖かい空気が下部から逃げやすいため、空気が都合良く滞留せず毛布がないと割と寒い思いをしたね

もしもレインボーストーブを買うことを考えているなら、上空に昇る空気の行き先があるか、なければ作ることを考えた方がいい

もちろん、インナーテント内のみであれば空気がこもりやすいからレインボーストーブで十分暖かくなるのだけどね。
逆に空気の入れ替えを考えなければならない。

まあ、幕内も立ちさえすれば頭付近は暖かいので、次はサーキュレーターでも持っていって実験しようと思うよ。
なにか参考になれば幸いだね。