伝えるから伝わる。伝わるから動かす
今日は誰かになにかを伝える、そんなことを苦手に感じているあなたへのお話です。
今回のお話は「とにかく自分をアピールする事が苦手な」自分に向けた「伝える技術」を整理するための話でもあります。
だから試行錯誤もする。そんなこれからの失敗と工夫を綴るお話で、頭の整理日記です。
一緒に進めていくことで、
- 誰かに何かを伝える
- 誰かに何かの良さを理解してもらう
- 誰かに何かをしてもらう
そういったことが私自身の失敗と、名著の知識から学ぶことができます。
ぜひ、失敗だらけの工夫の記録にこれからお付き合いください。初心者、苦手の視点で学びと失敗を繰り返していきます。
「伝える技術」を頭の中で整理するにあたっては以下の名著を主に参考にさせていただいております。
- ジョーナ・バーガー著「一瞬で人の心を変える伝え方の魔術」
- デール・カーネギー著「人を動かす」
- 大橋一慶著「セールスコピー大全」「ポチらせる文章術」
- 鹿毛康司著「心が分かるとモノが売れる」
- 松尾 茂起著「沈黙のWebライティング 」
他にもありますがそれは折に触れ、機会があればご紹介したいと思っています。
さて、駄文、拙文にならないようにしつつも、まずはなんで「伝える」ことを整理しようと思ったのか、伝えることの有用性ってなんなのか?
そんな話から頭の中を整理して、書き進めたいと思います。
なぜ伝えることを学ぶ?
「伝える」と「伝わる」の違い
一言でいってしまうと、苦手だからです。
語弊を恐れずにいうなら「〇〇の理由があるからやろう」ということは割と得意です。
それって、別に苦手ではないんじゃない?
いえ、そうでもないんです。
自分なりの理由や、自分なりの論理、それだけだと伝えることはできても、本当の意味で、相手が自分ごととして動く理由にはならない。そんなことをこの頃痛感しています。
例えば『マスク』がいい例です。うちには5歳の娘がいるんですが、もうかれこれ100回以上は家族からマスク忘れを注意されています。
もちろん理由は伝えています。
でも娘の中では、『自分を突き動かす理由』にはなっていない。だからうっかり忘れてしまう。
これは本人の問題でしょ、と考えることもできるかもしれませんが、命にすら関わりうる問題で、親が子を大切に思うのであれば親が子に伝わる努力をしなければなりません。
つまり、「伝わっていない」ことを理解しなければいけない。
大人でも子供でも伝える側の工夫が必要
こういうことは大人にもいえます。
「〇月〇日までに資料を提出してください」とお願いしたとします。
立場上、上司であれば当然期間内に提出して欲しいものです。ですからなんとか動いて欲しいのでそれなりに工夫はします。
あなたもこんなことをしたことがあるのではないでしょうか。
- 状況を伝える
- 背景を伝える
- 意図を伝える
これで大抵の方は動いてくれます。それでも一部の方の動きは鈍く、〆切に向かってお尻を叩く必要が出てくる・・。
そういう時によく聞くのが「社会人なんだから」とか「いい大人になってこんなことも・・」という言葉です。言いたい気持ちはよくわかります。
ですが、ここで止まっているだけでは、相手にだけ責任を押し付けてしまっている思考かな、と感じてしまいます。
「まだ小さいんだから仕方がない」
「いい大人なんだからできて当然」
学びの機会、成長の機会は人によってまちまちです。
このように言ってしまうのは思考停止に近く、お互いにメリットが見出せません。
大人になってはじめてチャレンジすることに失敗したとして、「まだこんなこともできないの?」と言われたら誰でも腹が立つのではないでしょうか。
そのように考えると、子供でも、大人でも、『人を動かす』ということは結局のところ「動かしたい側」の創意工夫が必要だ、と思うものです。だから・・
「まだまだ足りんなぁ・・」
そう思います。
自分をマーケティングするという大切さ
いつかは伝わる自分の良さはいつ伝わるの?
自分の良さは誰かに伝わる
自分の良さは発信するものではない
そんなふうに思っていた時もありました。
もちろん、いずれは伝わるかもしれませんが、生きているうちに伝わりたいものです。
社会の中に、マーケティングという「商品の価値を世に知らせるための活動」があるように自分自身もただ漫然と存在しているだけでは、なかなか周りに知ってもらうことはできません。
それは、いくら自分を深く理解し、活きる場所に身を置いて、常に学び続けたとしても、自分の価値を誰かに届ける事ができないということです。
ノーベル経済学賞受賞の心理学者ダニエル・カーネマンさんはこう言ってます。
人の認知には限界がある。
人は見ているものだけで物事を判断する。
自分のことを、周りの誰かの認識の中に置かなければ、それは認知されず、判断の材料にすらなりません。
自分にスポットライトが当たらなければ、観客からは自分を見ることができない。
つまり「自分に光を当てる」それが「自分を伝える」「自分をマーケティングする」ということであり、生きる上で欠かせない活動になるだろう、ということです。
そうして、私はこれが特に苦手、だったりするわけです。
ブログを始めた頃の考えもお時間があればのぞいていってください。
二つ目は、ジョン・ケープルズ著書「ザ・コピーライティング」を読んで実感したことを綴っています。
これらが私があなたと一緒に「伝え方」を磨きたいと考えた理由です。
もっと深い理由。変わらないと失われるもの
もっと心からの率直な理由
さて、ではどうやって伝える技術を身につけていくのか?そんな話の前にもうひとつ理由がありました。
・・・
「稼ぎたいんですよね」
それもできるだけ早く。私はコールセンターのマネージャーをしていた時に、抑うつになっています。
40年間それなりに健康だったし、それなりに良い人間関係も築けていたんですけどね。
それでも・・
- 次から次へと湧き起こる相談ごとや判断ごと
- コロナ禍で求められる特別対応
- 価値観に反する仕事
- 休みの日にもなる携帯
- 高速道路を運転中でも連絡が来るクライアント
そんなことに心身を蝕まれていました。
ぜーんぶ、自分がコントロールすべきでしょ、と言われればそれまでですがそれでも、
「やばっ、これしんどいかも」
「もう、どうにもできん、誰か助けて」
と感じたことは紛れもない事実で、
「つーか、これ以上どうしたらいいんだよーっ!」
と上司にキレるくらいには精神が病んでいたんです(笑
ちょうど息子が産まれる直前でしたので、上司に相談してそのまま育休に入りました。その点は融通の効く、素晴らしい職場です。育休復帰してますしね。
変わらないことで失われるもの
とはいえ、そこまでの経験を育休中に振り返ってみると、世の中は変化の激しい情報に溢れた社会だとまざまざと実感しました。
たとえば、LINE、メール、電話、チャット、SNS、折に触れてさまざまな方法で自分の時間が奪われていく。
同時にそれは、相手への配慮なんてお構いなしに前触れなく突然やってくる。だから一つのことに集中することなんてできない。
ただでさえ価値観の異なる仕事に取り組んでいるのに集中できず、答えに辿り着く前に次の問題がやってくる。それは達成の積み重ねができず自分を承認できない日々でした。
「よくまぁ、みんなこんな状況で自分を保っていられるなぁ」と不思議に思うものです。
とはいえ、これらは環境を変えたいと思うには充分すぎる理由になりました。
- 大切なことに時間を使いたい
- 目の前のことに集中したい
- 成長する実感を得て自分を認めてあげたい
こういったものを失いたくない。そう実感したわけです。
収入の柱・・人を動かせるようになりたいな
そのためには、収入の柱を別のところに作っていきたいと思うようになりました。
その為に選んだのがブログでのアフィリエイトという手段です。
「他にもいろいろあるだろ?」
おっしゃる通りで、最適解が見つかれば都度変わるかもしれません。今ブログである理由は、子供たちに自分の考えを残したいと思ったからです。
・・加えていうと他を知らないからですね。
15年以上も転職もせず同じ会社で働いているとなかなか違う環境を想像できない。
人の認知には限界がある。ダニエル・カーネマンさんの言葉。2回目ですね。思いもよらないわけです。
それでも「稼ぐ力」という概念を知ることができたのは幸いでした。きっかけは両学長の「リベラルアーツ大学」というYouTubeです。
マネーリテラシーつまり、お金の知識や教養・マナーをご友人に養いたいと思い、始められたチャンネルだそうです。
既に十分知名度のある方なので紹介は割愛しますが、「とりあえずやってみっか!」レベルには具体的な道筋や、選択肢をもらいました。
- 環境を変えられるだけの自由を手に入れる。
- そのために、収入の柱を別に作る。
- それは、ブログによるアフィリエイト。
- そのためには、人に「伝える」から人に「伝わる」をできるようにする。
- そこからさらに「人を動かす」ことができるようになる。
情報に溢れた社会だからこそ、その波を乗りこなし、ライティングやマーケティングを実務として経験しながらスキルアップできるのは時流にもあっています。
そのようなわけで「自由を得るために稼ぎたい」これが私の実際的なもう一つの理由です。
人を動かす。知ってもらえるということ
伝える事が苦手な人、自分なんてと思う人に向けた話
それにしても結局、「伝える技術」を伝えると言っておきながら、理由の説明で終わってしまいそうなのが私の伸び代です(笑
さて、人に伝える、人に伝わる、人を動かす、そんなことができるようになるのも案外悪いことではないと思いますが、あなたはどのように感じられたことでしょう。
「伝える技術」をまとめる頭の整理日記の位置付けとして始めるものですが、同じように
「伝えることが苦手な人」
「スポットライトを当てる事が苦手な人」
「マーケティング初心者」
そんな人たちが、
「自分に光を当て、周りに自分の意志や価値を伝え、自分の力で自由を得ることができるようになる」
そのような未来が得られるような気づきを与えられる。
そう願っています。
さあ、次回こそは、もう少し具体的に伝える技術を整理しようと思います。
もし、興味が湧いたならどうか一緒に試行錯誤していきませんか?
まとめ
- マーケティングが苦手だから伝える、伝える技術を学びたい人向けの話。
- 大人でも子供でも、伝えるだけでは伝わらない。人を突き動かす理由ではないことを理解することが大切。
- 暗闇では何も見つからない。自分に光を当てることが重要。
- 変わらないことで失われるものがある。それは、大切なこと、集中できる時間、自己承認。
- 人に伝えるから、人に伝わる、そうして人が動く、そうできる事が「伝える技術」のゴール
- これは、「伝えることが苦手な人」「スポットライトを当てる事が苦手な人」「マーケティング初心者」が著者と共に試行錯誤するお話。