・習慣化に効果的な方法
習慣を作るには、コレクションが役に立つ
良い習慣をつくるためにどんなことができるのか。
誰もが持っているコレクションが役に立つと知ったらどうでしょう？
習慣にしたいことは、はっきりわかるようにすると続けられるようになります。
今日はコレクションを積み上げることが習慣を作るために役に立つ。
そういうお話しをします。
さて、みんなはどんなコレクションを持っていますか？
カード
シール
小説
服
アーティストのグッズ
珈琲雑貨
キャンプギア
などなど。
後半は僕が集めているものですけど、みんなもなにかを集めた経験があるのではないでしょうか？
そうして、こんな経験もありませんか？
あと一枚で揃うカードコレクション、よし買おう！
かわいいシールを集めだしたら他のシールも欲しくなった
同じ作者の別のマンガも揃えたくなった
良いスーツを買ったらそれに合うコートも欲しくて仕方がない
新発売のグッズは発売日になにがなんでも手に入れる
なんだかどれもこれも聞いたことがあるような話ですよね。
ひとつ手に入れると、同じような価値を持つもので揃えたくなってしまう。人はみんなこんなふうに考えてしまいます。
世の中では、これをディドロ効果と呼んでいます。
別に覚えなくても全く問題ありません。
ディドロっていう質素にくらしていた作家がひょんなことから高価な服を買ってしまい、それに見合うものをどんどん買って揃えていった。
そんな逸話があるそうですよ。
同じ価値で揃えたくなる。もしも、揃ってなかったらなんだか気持ち悪く感じてしまうものなんです。
左右違う色の靴下や、手袋を見てしまったら、寒くても脱いだほうがマシと考えてしまう。
そんな気持ちが人にはあります。
そんな揃えたがりの気持ちを利用することで、習慣を作ることができるようになります。
・コレクションを積み上げることが習慣を作るために役に立つ
・ひとつ手に入れると、同じような価値を持つもので揃えたくなってしまう＝ディドロ効果
・揃えたがりの気持ちを利用することで、習慣を作ることができるようになる
コレクションを習慣に利用する方法
さて、コレクションを習慣に利用するにはどうしたらいいと思いますか？
もちろんヒントは「揃える」ということになります。
どうでしょう？
どうやって習慣と結び付けたら良いのでしょうか？
もしかしたら、もうピンときているかもしれませんね。
答えは・・
「習慣にしたいことを一揃いのコレクションに纏めてしまう」
です。
どういうことでしょうか？
例えばこういうことです。
たとえば、ハミガキが習慣にしたいことだったとします。でもいつもついつい忘れてしまう。
そんな時は、食事コレクションを作ってしまいましょう。
・ご飯を食べる
・食器を片付ける
・歯を磨く
そうすると、歯を磨かないことがなんだか気持ちが悪くなってきます。
コレクションが揃わない。不揃いでいることが嫌。つまり、ディドロ効果を上手く使えということです。
いつもやっていることに、したいことを纏めていく。
そうして、ひと繋がりに積み上げていく。
いつもやっていることに積み上げれば積み上げるほど、
習慣はより強くなります。
「あれをしたら、これをする」
「これをしたら、それをする」
繋がりでコレクションにしていく。
そしてコレクションを積み上げる。
これが習慣を効果的につくる方法です。
英語で「イフゼンルール」ということもあります。
これも別に覚えなくても問題はありません。
・習慣にしたいことを一揃いのコレクションに纏めてしまう
・「あれをしたら、これをする」を使う＝イフゼンルール
・大切なのは、繋がりでコレクションにしていく。そしてコレクションを積み上げること
習慣のコレクションで注意すべきこと
でも、ひとつだけ注意しなければいけないこともあります。
注意すること。それはどんなことでしょうか？
・・・それは、実際にやろうとしてもできない状況に積み上げない、ということです。
ハミガキしたくても・・
そんな時間が取れないほど忙しい
食器を片付けたら洗い物を先にするよう言われる
ハミガキができない状況だったとしたら、
どんなにしたくても、どんなに気持ち悪いと感じていても「できないものはできない」で終わってしまいます。
だから、習慣のコレクションをつくる、そうしてひと繋ぎで積み上げる時は・・・
「周りの状況にジャマされないようにする」
これが事前に確認しておく習慣をつくる上で大切なことです。
・実際にやろうとしてもできない状況に積み上げない
・周りの状況にジャマされないようにする
さて、「コレクションを積み上げる」そんな方法も意外とバカにできないと感じていただけたでしょうか？
今日のお話しはここまでです。
次回も「はっきりさせる」ことで習慣をつくることができる。
そんなお話しをしますね。
