学ぶ力

習慣を取り入れる本当の意義。大切な3つの真実。

・習慣を人生に取り入れる意義

習慣を人生に取り入れる意義

良い習慣をたくさん作って欲しい。私は娘と息子にこう伝えます。習慣を作る本当の意味がどこにあるかご存知でしょうか。

毎日やることが決まってるなんてつまらないじゃないか。もっと自由に生きたいよ。

私の時間を奪わないで、自由を奪わないで、そんなふうに感じる人もいるのではないでしょうか?

今回のお話は、習慣は時間を奪わないし、自由を奪わない。むしろ逆で時間を作る、自由を作る。そういうことを伝えていきます。

むしろ良い習慣を作らないことが、みなさんにとって大きな損失になる。そんなお話しです。

・・とうことで、今日は習慣を奨める3つの真実についてお話をしたいと思います。

3つの真実とは・・・

・習慣は成長を加速させる。
・習慣が成長を最大化する。
・習慣は自信を作る。

の3つです。

さて、順番にお話ししていきます。

習慣は成長を加速させる

習慣が成長を加速させる理由

習慣は成長を早めてくれるんだよ。そう聞いてピンとくる人は少ないかもしれません。

でも、絵が上手に描ける人、サッカーがものすごく上手い人がきっと毎日たくさん練習をしているんだろうな、ということは直感的にわかると思います。

イギリスの新聞記者マルコム・グラッドウェルさんの著書「天才!成功する人々の法則」では、一つのことを極めるには1万時間もの修練が必要だと言われています。

1万時間なんて想像できないですよね。例えば毎日欠かさず1時間の練習を10000日、つまり約27年続ける計算です。なんとも途方もなく長い時間がかかるということはわかると思います。

でも私が注目するのは時間の長さではありません。

ではなんでしょうか?

それは毎日欠かさず行なっているという事実です。

毎日1時間で27年。毎日3時間でも9年。遅咲きの職業ならいざ知らず、例えばスポーツ選手ならば大抵は毎日練習をしているはずです。

つまり習慣がプロフェッショナルの前提になっているだろうという事実です。

習慣にすることでどんな良いことがあるのでしょう?

それは、行動パターンを体が覚えるということです。

大脳基底核という脳の一部では、決められたパターンを3度繰り返すと「長期増強」と呼ばれるプロセスが始まるそうです。

ぼーっと歩いていても学校や会社に行くことができるのは、大脳基底核のお陰です。

そして本来、理解する、判断する、記憶する、などといった意思力を必要とすることは脳の前頭前皮質が担当しています。

でも、習慣にすることで、意思力を使うことを大脳基底核に受け渡すことができます。

そうすることで私たちは創意工夫に注力することができたり、精神的に疲労していてもミスなく行動することができるようになります。

習慣が成長を加速させる、というのはすなわち、大脳基底核を自分の成長ミッションに仲間入りさせるということです。

これが習慣は成長を加速させる、といった本質的な意味です。

それにしても仕事で庶務さんを雇うのと似ているかもしれませんね。そのように考えると、単純作業をミスなくこなしてくれる人の重要さがよくわかります。

1万時間の法則に関する補足

ちなみに1万時間の法則は、ルールが曖昧で見通しが立ちにくく、結果がすぐにわからないものには当てはまらないことをノーベル経済学賞のダニエル・カーネマンさんが著書「ファスト&スロー」の中で語られています。

要は「決まった形がない、将来どうなるかもわからない、やっても成功か失敗かすぐわからないんじゃ学びようがないよ!」ということです。

上達するには毎日のたゆまぬ練習と失敗から学びを得ることが欠かせないということです。

習慣が成長を最大化させる

習慣が成長に与える影響

さて、習慣を続けると並大抵ではないもののプロフェッショナルになれそうなことはわかりました。

これを数字で表してみましょう。毎日毎日昨日の自分に今日の自分の成長を重ねていく。例えば・・

毎日1%自分を成長させる。それを1年間続けたとします。

1×1.01×1.01×1.01×・・・365日分≒37.78

おおよそ元の値の37倍になります。「習慣」「意思決定」の専門であるジェームズ・クリアーさんはこれを「複利の成長戦略」と呼んでいます。

数字で聞くとなかなかすごいとは思いませんか?

私の娘にはこのように伝えています。

「毎日ちょっぴり成長する。それを来年の今頃まで続けるとどうなると思う?」

「今一人でやっていることを37人かがりでやるのと同じくらいできるようになるんだよ!すごいと思わないかい!?」

とこのような感じです。

なにも意識しないと、周りにいたはずの36人がいなくなる。これってとってももったいないですよね。

注意は視覚にいく

とはいっても意外とみんなそんなことには想像が及びませんのでご安心ください。

人は視ることに最も注意がいくようになっています。

「外で10秒間耳を塞いでください」または「鼻をつまんでください」と言われるよりも「目を瞑ってください」という方が誰しも不安だし、怖いのではないでしょうか。

私は娘に「パパ!目瞑って10秒数えて!」とお願いされることがありますが、大抵薄めを開けたくなります。

身の危険を少なからず感じるからですね。人間の生存本能が視覚優先にさせていることを感じますね。

習慣は自信を作る

習慣は成長を加速させる、成長を最大にする、だけではありません。なにより自分の自信を作ります。

毎日〇〇する、ということは、自分は〇〇をする人間だ、という理解に繋がっていきます。

例えば、

毎日読書をする。
毎日勉強をする。
毎日絵を描く。

それは、

自分は読書家である。
自分は勉強家である。
自分は絵描きである。

と毎日自分に一票を投じるようなものです。

そうすることで、私はどんな人間であるか強く認識するようになります。この「私は〇〇な人間だ」といえることを「アイデンティティ」といいます。

そうして得た「アイデンティティ」は周りにも伝わります。

あの人は毎日絵を描いている。だから美術の授業でわからないことはあの人に聞こうといった具合です。

そうして、周りからの協力も相まって「アイデンティティ」はさらに強化され、自分の自信に繋がっていきます。

そして強化された「アイデンティティ」は習慣をさらに強化してくれます。「これをやらない自分なんて考えられない!」というわけです。

成長の加速、成長の大きさが自分の自信になることは言うまでもありませんが、「アイデンティティ」が作られることも自信を作る上で大切な要素です。

自信がつけば不安や恐怖に負けず行動することができるようになる、そう考えると習慣はメンタルを強くするということにおいても効果的といえます。

さて、習慣を取り入れる本当の意義を知っていただけたでしょうか?習慣の魅力といっても良いかもしれません。

成長を加速させる。
成長を最大化する。
自信を作り前向きに行動できる。

いずれも、自分が学び成長するためになくてはならないものではないでしょうか。

自分を大きく成長させるということは、自由を得るために欠かすことのできないプロセスです。

「習慣なんておんなじことの繰り返しでつまらないよ!」と言ってなにもしないのは一度きりの人生においては取り返しのつかない損失だと言えるかもしれません。

今回のお話になにか共感を得るところがあれば、少しずつでいいので習慣を生活の中に意識的に取り入れてみてはいかがでしょうか?